潜入？香港の地元食堂

2010/06/30 ASIA

どうせなら地元の人が食べに来るような
飲茶（ヤムチャ）へいってみたいよ

図書館から借りた雑誌『香港グルメ特集』を開くと
香港サイトのクチコミ№２の店が
そんな要望に応えてくれそうだった

九龍中心部から電車に揺られて元朗(YuenLong)郊外へ

[竹の足場組んだ工事中の外観でわかりにくく探したよ]
田舎の店ってドキドキする
観光客、しかも日本人であるうちらを受け入れてくれるのかな、と

でも、そんな心配をよそに
入口で店員は明るく案内してくれ
手話をめずらしがって店員が店員を呼んで見に来た
そして、どっと笑い、日本から来たことに盛り上がって
「この店は美味しいわよ」と自信たっぷりに誇ったあと
興奮もさめて、他の客と同じように接してくれた

相席を快諾した地元のおじいちゃんが身ぶりで
「この料理はおいしい」と色々すすめてくれる

[大根モチと肉の湯葉包み　ホントにうまかった]
食べている時間は幸せだよね

左の小皿は粥に入れるための揚げ皮、上はマンゴー蒸しパン

このおかゆを食べた途端、涙が出そうになった
お米が違うからか、日本のとは全然ちがう
ダシがきいて、すぐ平いらげた

あまりのうまさに次の日もまた
この店のおかゆを食べにきた
今も食べに飛んでいきたいくらい
『粥中毒』になった

ウチは「入院中に食べた病院食」が
おかゆのイメージだったけど世界が変わったよ

皆も香港いったら絶対いってみて！
（珍しく勧誘しちゃうのだ）
いろんな種、いろんな命、いろんな恵みがつまってる

しゅうまい　タケノコ・セロリ・シイタケも入って悶絶するほどウマイ

特に、その命が原型のまま、はっきりしていたら

[この形、みたことあるよね？鶏足でした]
勇気と敬意と感謝が複雑にからみあい
改めて、自分が大地によって生かされていることを
思い起こす、そんな食堂であった