そろそろ、くたびれてきた
張替え出来ないスニーカーは旅の最後に小さくなった石鹸と共に客室の片隅へと置き去りにされるはずだった
でもアジアの町にはモノを生還させるチャンスが転がりこんでいた
両方のソールが違うものになってたりするんじゃないか
次の日の夕方までドキドキしていた
そして翌日、まだ日が高い夕方
賑わう市場を通り過ぎて例のブツを取りにいく
(預かり証もなく顔パスでね)
おおっ!
インソールを外し、丁寧に補修をしてから別のソールを移植されていた
職人技は『お見事!』であった
移植靴底の町歩きが楽しみである