夕方、西の空を眺めていると入道雲が
[ミッキー雲(MH命名)]
回遊魚のような雲の群れが
空海を泳いでいく
うちらも共に白馬へ向かおう
日が西に傾きかけ始める頃
集まってくるガスで
視界がぼんやりしてきた
それは、敵から身を隠す雷鳥には
好都合だった
[杓子岳付近の雷鳥]
「体+ザック」の重みで
圧迫され続けている足裏のことを想った
一刻も早く着いてハダシになって全てを解放させたいよ
ひたすら歩き続け、突然現れた色とりどりのテントサイトは嬉しい
[みえたぞ~]
日の入りはガスの中
だけど光線がガスさえも形づくる
山LOVE
メガネをとおしてみる世界
そして今日最後の光線が
天空の白馬岳を静かに照らしていた