旅するバックパックが空港で再会
だが、浮足立ったのもつかの間、降り立ったネパールのカトマンズ空港で
グリーンのグレゴリーがベルトコンベアーに出てこなくて行方不明になった
カウンターに押しかけて対応した空港職員は気だるそうに「いつものことだ」と
いう感じで書類に何かを書き込んでいたが、うちらは血相を変えて必死に訴えた
トレッキングに必要な道具がなかったら、旅が始まらない
初日から、とんだハプニングに見舞われる
バックパックが1個ロストしたまま、ネパールの土地へ踏み入れた
1年ぶりの再訪は変わりゆくもの、変わってないものがあった
ポリスが交通整理するのは変わってない
日本から贈与されたはずの信号はポリス自らが電源を抜いたと聞いた
表向きは毎日のようにある計画停電のため、だが、そうではなく
ポリスの仕事が増えて、懐が豊かになるのが本当の理由らしい
宿につくと、早速空港から連絡があったらしい
バックパックは見つかったそうだ
なんのことはない、ただベルトコンベアーに載せ忘れただけ、で
持ち主のC隊員は空港へ取りに戻る羽目となったが
必死に大事なものであると訴えたのが良かったのかもしれない
ともあれ、これが本当のバックパックとの再会
そして旅は無事に再開されたのだった